豪州屋ウンチク…雑文その1
先日、TVでオーストラリアの「滞在生活」を紹介する番組があった。
毎年、日本が寒い季節になると必ずといっていいほどこの手の「真夏のオーストラリア」を話題にした番組が出てくる。(笑)
番組では「ゴルフ料金が安い」とか、「物価が安い」とか、「これだけの家賃でこれだけ広い家に住める」とかの内容で、いい加減「毎年TV取材しているんだったらもう少し違う側面で表現できないものか?」と嘆いていて、豪州屋としては「こんな番組のままだから」いつまでたっても視聴者のオーストラリアに対する更なる理解が深まらないし、オーストラリア自身も日本人という人種に対し理解が進まないのでは?なんて妙なこと考えたりしたりする。
ついでだが、こういう番組が放送された後には必ずといっていいほど豪州屋宛に質問メイルが届く。「オーストラリアの何処が暮しやすいですか」とか「家を買いたいんですがどうすればいいですか」とかいった類の質問でして、まぁ、「思い立ったら即行動」もそれはそれでいいのですが、「このような番組」を基準に皆が行動に移す様子を見ていると、我々日本人の「豊かさ」の基準がいったいどこにあるのか考えてしまう。
さて、ちょっと辛口になるが、いろいろな質問をうける中で、「キーワード」になる質問が結構あったので、豪州屋なりにどう感じているかを整理してみた。
ゴルフ三昧!できていいですね。
確かに日本に比べれば料金は安く、近場に沢山のゴルフコースもあり、ゴルフ天国のようにみえますが、「実際の日常生活」がオーストラリアではじまったとして、毎日ゴルフをしたところで1ヶ月も毎日続けりゃいい加減飽きてしまいます。友人や奥さんだってそうそう毎日ゴルフに付き合ってくれないだろうし、、最終的には週2回〜週3回のゴルフがいいところで、残りの大部分の時間をどうやってオーストラリアとお付き合いするかを考えることが先決というものでは?。
プール付きの家にあこがれる。
日本人ってこれに弱いんですよねぇ(笑)。オーストラリア人の多くは「子供が小さいうち」はプールを持つことが多いのですが、子供が大きくなると「誰も使わなくなる」から結局はプールなしの家に越したりするもんです。使いもしないプールの「水道代や電気代」そして「落ち葉の掃除」と人手もお金もかかるもんで、無用の長物になってしまうことがほとんどなんですけど。。。それにプールなんてそこらじゅうにあるし、ビーチもあるし、、、
リゾートに暮してみたい。
リゾート内はセキュリティがしっかりしている分「治安面」では安心なんですが、「生活感」がイマイチ足りないと個人的には思っています。1年のうち1ヶ月とか滞在する人達なら「リフレッシュ」できるかもしれませんが、毎日生活するとなると、ウォーターフロントの家では「潮まじりの風」がビュンビュン家に入ってくるし、ボディーコーポレート(共益費)は異常に高いし、リゾート内のスーパーは値段が高いし、観光客とリゾート敷地内ですれ違うことも多く、「熱海の旅館街」に一緒に居住しているようなもので「生活観のある落ち着き」が感じられません。それに「セキュリティ」がある分だけたった一人になると意外に孤独を感じてしまいますし、なんかいつまでたっても「お客さん」扱いされているような感じを受けてしまいます(あくまでも個人的な経験に基づいた主観ですが)。
ついでですが、リゾート経営は豪州屋の経験からみても「大変難しく」、経営母体が変わったりするのは日常茶飯事ですので、「共同出資で同一施設を利用」なんていう施設利用権の小口販売で購入したとして、その後に「運営会社が倒産」なんてことになれば、「あとで権利は使えなくなる」なんてことも出てきますので注意しましょう。
いづれは仕事を始めたい。
現地生活に慣れてくると、先住者の日本人達からのアドバイスもさほど必要にならなくなってくる時期が必ず来ます。最初のうちは「英会話」から「買い物」の仕方ひとつひとつを教わったりするのですが、自分のペースが出来上がってくると「いい加減日本人だけの同じようなコミュニティ」にも飽きますし、結果としてある程度距離をおいて付き合うようになります。「自分自身のペース」が見つかってきた結果なんですが、その際、ついつい男性諸氏は「自分のこれまでの生活主体」であった「ビジネス」をオーストラリアで活かしたりできないものか?と仕事方面で自分を活用する方法を考えがちです。「オイオイ!仕事したくなくて来たんじゃないの?」と思うんですが、まずは、仕事以外で何か目的を見つけることが大切になってきます。
とまぁ、いろいろありますが、この話題は「その2」に続く予定です。

