オーストラリア時事英語あれこれ

〜豪州特有の英単語や言い回しからオーストラリアを知ろう〜

Oops あらら… ウップス

豪州屋

オーストラリア競泳界のスター、Ian Thorpe(イアン・ソープ)は、日 本でもとても人気があるそうなので、ご存知の方も多いと思います。彼 はシドニー・オリンピックで 400m 自由形の金メダルを獲得し、今年 のアテネ・オリンピックで「防衛(defend)」、つまり再度の金メダルが 期待されていました。

ところが、2004年3月28日に開かれた代表選考会のレースで、ソープはこ の種目はフライングで「失格(disqualified)」(実際は何かの音に反応し て思わず飛び込んでしまったらしい)、代表権を取れませんでした。こ の時ソープが感想を聞かれていった言葉が標題の Oops です。

「おっと」とか「あらら」とかいった感じでしょうか。なにか小さな失 敗をした時などの軽い無念さや驚きを表します。一部始終を見ていた友 達がソープの携帯電話にその一言をショートメッセージで送ってきたそ うです。その場の彼の思いを一言に凝縮した良い言葉だということで、 本人も気に入って使ったようです。

 「おはこ(signature event, pet event)」の種目で間抜けなミスから代 表権を逃したのですから、腐ってもしかたのない所ですが、終わったこ ととして軽く水に流し、次の種目に専念しようというポジティブな思考 が感じられます。実際、その後に行われた 100m と 200m の自由形で は優勝(自己最高タイムも含む)、代表に選ばれました。

ソープに代わって 400m の代表に選ばれたのはクレイグ・スティーブン スという選手ですが、この人の得意種目は 1500m なので、400m は辞 退してそちらに専念すれば良いということを言う人が大勢います。ソー プなら勝てる、オーストラリアとして一つでも多く金メダルが欲しい、 という考え方なのでしょう。しかし、この気持の切り替え方から見れば、 そんな風に代表権を譲ってもらってもソープ本人はそれほど嬉しくない のではないかと思われます。

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