豪州屋Roo子の オーストラリア雑感集

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12年生に気をつけろ!(卒業シーズンになると…)

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オーストラリアの学校では、10月から12月が第4学期、学年の最終タームとなり ます。12年生にとっては、卒業シーズン。NSW州ではHSC,ビクトリア州では VCE、その他の州でも州ごとに設けられている高校卒業認定試験の最終試験が行わ れる時期でもあり、12年生は10月の終わり以降は登校しなくてよくなります。

日本の学校の卒業式にあたるものが、Roo Kidsの通う私立校では、スピーチナイトと 呼ばれ、夜、学校のホールや学校外の大会場を借りて行われます。ここでは、12年 生の前途を祝してゲストスピーカーにスピーチをしてもらったり、学内のオーケスト ラや体操部のパフォーマンスがあるなど、各学校によって内容は様々ですが、共通し ているのは、成績優秀者の表彰が行われることでしょうか。学業が優秀な生徒だけで なく、各種スポーツ、音楽、リーダーシップで優れた能力を発揮した生徒が表彰さ れ、お祝いに、あらかじめ希望を出しておいた本をプレゼントされます。

12年生が通う最後の日はモックアップデーと呼ばれ、この週は、在校生に「いたず ら」をしてもよいというような風習があるようです。下級生は、2階から水風船が落 ちてきたり、水の入ったバケツを持って追いかけられたり、に気をつけながら過ごす ことになります。生卵を投げたり、風船のなかに、水以外の液体を入れたり、はたま た、ゴミを教室にぶちまけたり、ということも学校によってはあるようですが、先生 も見ているわけだし、おのずから限度があるようです。

しかし、図に乗った12年生のいたずらは、時として学内にとどまりません。女子校 の門の外で、近くにある男子校の12年生がまちぶせし、水風船を投げたり、シェー ビングクリームをかけたりする光景が見られます。彼らは生徒同士で遊んでいるの で、大人は標的にはならないのですが、通りがかりのおじいさんに卵が当たってし まったり、ということが無いわけではありません。もちろん、先生方はこれを奨励し ているわけではなく、多少のことは大目に見てくれますが、あまりひどいケースでは カミナリが落ちることになります。

昨年、私達は、このような風習を知る由も無く、オーストラリアの学校に通い始めて 2週間のRoo Kidsは、電車を降りたとたんに12年生のグループに囲まれ、新品の制 服のブレザーをシェービングクリームでデコレーションされたのでした!まず、弟の 方が帰ってきて「あーあ、やられちゃったよ。」「あら、あら・・・そうだ、ちょう どデジカメ使ってみてたところなの、写真に撮っておこう。」なんて、最初はずいぶ んと余裕のあることを言っていた私。やはりシェービングクリームを髪の毛から制服 にまでかけられて「怖かった・・・」と涙を流しながら姉の方が帰ってくるに至って は、多少むっとしたのも事実ですが、4-5人の男子生徒を乗せ水鉄砲の水をとばし ながら疾走する車から逃げてきた中学生が、「お宅の庭に隠れていいか」と飛び込ん できたとき「どうやったら彼らを止められるの?」と聞いて返って来た答えが"You can't! It's tradition!" (無理だよ、12年生のしきたりだから)で、「豪(郷) に入っては豪(郷)に従え、ってことか」とRoo Kidsをなぐさめるくらいしか方法が ありませんでした。

さて、今年。既に始まっているこのバカ騒ぎ。現地校で日本語を教えるある先生は 「この国には”立つ鳥あとを濁さず”という言葉などあるべくもない。この日は1年 で一番嫌いな日だ」と書いていましたが・・・Roo Kidsに、車で迎えに行ってガード しようかと聞いたところ、「まったくスリルがないのもつまらないから電車でいい」 そうで、今年はうまく逃げおおせて欲しいものです。昨年クリーニング屋さんで言わ れたのは「卵でなくてラッキーだったわよ」電車やトラムに乗っている皆さん、歩 行者の皆さん、流れ弾(卵)に当たらないよう、くれぐれもご用心!

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