豪州屋Roo子のオーストラリア雑感集
日本の電化製品を豪州で使うとき誰もが一度は…
オーストラリアの電源は240Vなので、日本から持ってきた電気製品は大抵トランス をつけて使うことになる。ところが、パソコンやヘアドライヤーなどで、日本製でも 電源が100Vから240Vまでマルチ対応になっているものがある。このようなタイプ は、電源プラグに変換プラグ(オーストラリアのハの字型コンセントにさしこめるよ うにしたもの)をつければ、トランスなしで使えてしまう。この2種類の電気製品の 混在が、時として間違いの元となる。つまり、トランスをつけて使わなければならな い100V用の電気製品を、あやまって、プラグだけでコンセントにさしこんでしま う、ということである。というのは、あくまで、不注意の言い訳にすぎないのだが。
引越しや模様替えで電気製品の配置を変えたときなら言い訳もできるが、ほとんど無 意識に、あとから考えると何故だかわからないのだが、ふと、間違えてしまうことが ある。実は、そんな間違いをするのは自分だけかと思い、なかなか体験談を書けずに いたが、聞いてみると結構周りの日本人にも経験者は多い。そんな時はどうするか? 修理屋を探す手間、見積もりを取る手間、そして多分かかる多額の修理費、あげくの はてに部品が無いと言われるのではないか、などと勝手に考えてしまい、どうにも腰 が重いかもしれない。しかし、あきらめてはいけない。たった50セントで復活するこ ともある、というグッドニュースをお伝えしたい。
子供たちの遊び部屋に置いてあったテレビ、ビデオデッキ、プレステはいずれも日本 製。トランスにつないで使っていたわけだが、トランスを他の部屋で使おうとちょっ ととりはずした隙に、子供がプレステを240V電源にさしこんでしまった!その一 瞬、なんと、プレステから煙が出てきたという。ついでにビデオデッキも同じことに なってしまったという。なんということだ。その少し前、母親が、ヘアドライヤー用 に変換プラグをさしこんである240V用のコンセントに、あやまって日本製掃除機の コードを差し込んでしまったところ、ボンと音がして動かなくなってしまった、と大 騒ぎしていたのを聞いていなかったのか。ビデオデッキはオーストラリアで購入した ものがもう一台あるのでいいが、プレステはサンタさんのプレゼントではなかった か。子供自身は、プレステも最近はしなくなっていたし(パソコンでダウンロードし たゲームがあるので)よく使ったからもういいか、といい加減なことを言う。
実は掃除機については、Roo子の掲示板で、経験者の方々にお知恵拝借していた。ま ず、分解してみて、ヒューズ交換だけで済むかどうか調べ、それでダメなら修理屋に 持ち込んでみたら、とアドバイスを受けていた。分解するといっても、ネジが隠れた 部分にあってうまく行かず、しばらく時間がかかった上、何とか中を開けてみると、 基盤の回路のうち、はんだ付けしてある部分のいくつかが派手に焦げついていた。修 理屋に持ち込んで何とかなるとも思えず、そのままになっていたのだ・・・
プレステとビデオデッキについても、あまり期待していなかったのだが・・・ビデ オデッキの中に入っていたビデオテープを取り出そう、と連れ合いがネジをはずしカ バーを開けてみると、ヒューズがとんでいるのが見えるではないか。ひょっとして、 このヒューズを取り替えたら復活するかも。早速、電気屋さんにヒューズを買いに 走った。125V用は売っていないので、専門の店を探して行ってみると、同じアンペ ア数なら250V用のものでも使えるという。よく見ると取り付け基盤にも125V/250Vと 書いてある。新しいヒューズをとりつけてから電源ボタンを押すと、電源ランプが点 灯した(それまでは電源が入らない状態だった)。ビデオデッキ復活!
その勢いで、プレステもおそるおそるふたをあける。ヒューズは黒こげになってい た。しかし、ここでとどまっていてくれれば・・・1個50セントの新しい2A ヒューズをとりつける。ソフトを入れてゲームCDを入れてスイッチオン・・・見慣れ た画面がTVに映し出される。やったー!プレステも復活だ!
電気の知識に詳しい人には「何だ、そんなこと」と一笑に付されそうな出来事。物理 オンチの私は、あらためて、「ヒューズ」という存在のありがたみを思ったことだっ た。
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豪州屋のおまけ
以前、オーストラリアの豪州屋支局の家で新しい冷蔵庫を買うというもんだから一緒にハービーノーマンまで見に行ってみたことがある。
でして、俗に言う「ホワイトグッズ」に関しては韓国やドイツ、米国のメーカーが大部分を占めていて、「以前は洗濯機や冷蔵庫も日本のメーカーがあったのになぁ…」とちょっとさびしくなった豪州屋である。街のオージーの電気修理屋さんに「日本製の冷蔵庫は故障が少ないからいいよ!」とよく言われたもんだが、さすがにこうもなくなっていくのを見ると「日本のメーカーも利益率の少ないホワイトグッズから撤退しているな」と、素人でもすぐに感じてしまう。
でして、ちょっと前まではシャープあたりが中心に世界の牙城を築いていた日本製の「液晶モニター(TFT)」なんであるが、先日の新聞では世界市場の6割以上を韓国や東南アジア製に占められるようになった…と書いてあった。そういえばオーストラリアでも売り始めた「液晶パソコンモニター」であるがLGなどの韓国製ばかりである…。
日本のメーカーもぼんやりしていられない…ということで現在はデジタルテレビであるとか、プラズマテレビだとか利益率の高い&先端技術を導入した製品の開発に力を注いでいるようだ。昔のようにビデオやCDにあったような規格統一をメーカー同士で競っている間に「おいしいとこだけ他国に取られちゃう」という反省から、メーカー同士協力して一蓮托生で生き残りをかけ新商品を生み出し、付加価値の高い商品で世界の市場の巻き返しを図っている。
そんでもって、最近の電化製品は普通に使っていれば長持ちするものばかりだから、メーカーにとっては「ROO子」さんのように電源を間違えて一発でブチッと壊してくれる人がいてくれればありがたい…なんて思っているのかもね(笑)。いまにヒューズも付かない電化製品ばかりになったりして…(笑)
