豪州屋Roo子のオーストラリア雑感集

kangaroo

2年過ごして…こんなふぅ

 

メルボルンに来て2年過ぎ、最近はメルボルンに新しく赴任・移住されてきたご家族のお世話をする方が多くなってきました。やっと自分なりに地元の暮らしに適応してきたということでしょうか。

「新築のタウンハウスに入ったのに最初からガレージドアが壊れてるの、それを直して、と言ったのに、約束の時間には来ないし、来て調べたら修理不可能で家主と修理代を相談するから待て、ですって!最後には家主が修理代が高くて直せない、って言うんだけど、いくらだと思う?たった200ドルなのに、よ!」………

「それはトンでもなくけちな家主ですね、でもひょっとして契約に制限金額書いてあるのかも。それより、不動産屋との会話、どこかに記録されてます?経緯をタイプして、FAXで送って残しておくといいですよ。審判所に訴えたりするときに有効ですからね。時間については、のんびり構えたほうが精神衛生上いいですよ。ガーデニングでもしながら待つとか」 こんなふう

「台所のシンクが2つに分かれていて大きなお鍋が洗いにくいわ」………

おっしゃる方には「乾燥大陸ですからね、水は貴重品で’ため洗い’するのが習慣なんです。そのためには2つに分かれたシンクが便利なんですよ、ほらこうやって、まず大きいほうのシンクに浅くお湯をはり、洗剤を入れる。この中でお皿をスポンジ洗いして汚れをとる。小さいほうのシンクには多めにお湯をはっておいて、汚れのとれたお皿をためすすぎするんです」洗剤が入ったままのつけ湯から取り出してティータオルで拭く地元の人のやり方はさすがに真似できませんが、最近では、このオーストラリア式水節約方式だと水が周辺に飛び散ることもないし、子供に手伝わせるときも便利だと思っている私は、こんなエピソードも付け加えます。シドニー育ちの友人に一度「残留洗剤って気にならない?」と聞いてみたときのこと。「お湯で殺菌するからNo Worries. 日本人の水すすぎのほうがよっぽど問題よ。」とカウンターパンチを食らってしまった。私に気を使って、シンクからひきあげたお皿にさらにお湯をまわしかけながら友達はこうも言った。「私は異文化にケチはつけない主義なんだけど、オージーの友達はアジア人が水を流しっぱなしにして洗うのに相当イライラしてるのよ」

「不動産屋とか学校とか、留守電を残しても全然コールバックがないのは何故?一体どうなってるの、オーストラリアは!」……

「すごく忙しいのか、留守電のメッセージが消されてる可能性もある。不動産屋には懲りずに電話する、あ、できればご主人にしてもらったほうが効果あるかも。学校だと、一番いい方法はe-mail ですよ。先生も空いた時間に見てくれるし催促する時もe-mailがもしかして届いてないといけないから、ってresend すれば相手も傷つけないし、もっと確実に返事が欲しい時は、ccに学年のコーディネータかスクールヘッドの名前を入れちゃうんです、効果てきめんですよ」

「スピード違反が厳しすぎない?たった65キロで(60キロ制限)罰金125ドルなんて。駐車違反といっても10分超過しただけでとられたわ」……

「10%までは見過ごすという日本の暗黙の了解がここの社会には無いようですね。頭の中で制限速度を5キロ減らして考えとけばいいですよ。それからあの交差点、要注意ですよ、カメラがあるから。」「どうしてカメラの位置を知ってるの?」「豪州屋便利帖ってサイトでスピードカメラの場所に出てますよ。新設されたときは新聞にも載るし。他州に旅行に行く時はカメラの位置をチェックしてから行きましょう。あ、それから最近は制限速度表示のない住宅地は50キロ制限ということになってます(以前は60キロ)のでご注意ご注意。駐車は有料駐車場を利用するほうが安心でしょう。数ドルを惜しんで罰金100ドルは痛いですもんね」

「小学生の子供はすぐにクラスの友達にお誕生パーティに呼んでもらったのに、中学生の子供には全然誰も寄ってこないみたい。アジア人と白人系は仲悪い?」……

「この年頃はグループが出来てるので新入りには厳しい状況ですね。英語も満足にしゃべれないし、芸能界やファッションの話題だって違うわけでしょう。オージーたち結構シャイだし、同じエスニックグループの友達の方がいいんだろう、って遠慮してる場合もあるんですね。だから、友達になりたいと思ったら、お宅のグループに入ってもいい?って言ったほうがいいみたい」「とても英語力も度胸も無いって?先生に相談してとりあえずどこかのグループに交じらせてもらうとか」「そこまでしたくない、って?じゃあ誰か外れてる子に寄ってってみるとか?こっちの映画やTVを観るようにすると話題が合いますよ」「家でまで英語のTV観たくないって?ならば、このチャンスに日本の本やマンガをたくさん読むことね。心が満たされるまでは自分から外に働きかけられないでしょうから。それに、本をたくさん読んだ子供は、英語力がついてきたら強いですよ。」

「12月から夏と聞いてるけど、まだ冬みたいに寒い。それにさっきまで晴れていたかと思えばすぐ雨がふり、また青空が広がる、一体いつ洗濯物を干せばいいの?」……

メルボルンですからねえ・・・オーストラリアってどこでもゴールドコーストかシドニーかパースみたいな天気だと思ってはいけないんですよ。メルボルンは日本人の観光コースからはずれてるからみんな知らないけれど、南半球のロンドンといわれてて、街の雰囲気もですが気候も似てるんです。ジャケットは年中出しておくほうがいいんです。ペンギンパレードを観に行くときも便利だしね。でもね、時々こんな天気があったほうが、日本から送ってきたビデオが心置きなく見られていいですよ。「プロジェクトX」なんか青空の下で見るより、凍えそうな風に閉ざされて見た方が思い切り泣けるでしょ!ジャンジャン。

kangaroo

豪州屋のおまけ

このような出来事が日常として理解できれば「それはそれで」慣れるしかないのですが、豪州屋の場合は毎日のお仕事で「オーストラリア」とお付き合いしておりますので、「先回りと逆手活用?」を基本にしています。先回りと言うのは、たとえば仕事の連絡なら「金曜の午後」はみんな酒飲み始めますから(笑)、木曜日の午前までに済ませます。また、メルボルンカップなどのイベントがある日は必ずカレンダーにチェックしていて、その日にはオーストラリア人と仕事の電話はしないようにします。

一方、自分の都合が悪くなったときはオーストラリア人以上に「おとぼけ」を使います。日本では許されないようなことでも「NO WORRIES」という言葉を相手から引き出させます。つまり逆手利用です。(笑)きっと相手が自分なら「頭にきている」と思うけど。。

こんなことばかりしているから「いつまで経っても蔵のひとつ」も建たないビジネスになっているのかもしれません(笑)…

Roo子へメイルはお気軽にこちらから

kangaroo
Roo子さんのエッセイ