豪州屋Roo子のオーストラリア雑感集

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オーストラリア人のスポーツにかける時間、情熱、エネルギー (Footy編)

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(11 Aug 2002)

先日、マンチェスターで開かれていたコモンウェルス・ゲームが終わり、オーストラ リアは金銀銅あわせて206個(金82個)を獲得し、2位のイングランド165個(金54 個)、3位のカナダ114個(金31個)を大きく引き離して圧勝した。イアン・ソー プ、キャシー・フリーマンなどシドニーオリンピックのヒーロー、ヒロインはここで も大いにプラウド・オーストラリアンの面目を施したのだが(特に、フリーマンは、 怪我で一時は出場が危ぶまれていた)、一体、このコモンウェルス・ゲームとは何 だったのか?

その名のとおり、英連邦に属す国だけのスポーツ大会で、参加国は、アフリカから19 カ国、中南米6カ国、アジア8カ国、カリブ海14国、ヨーロッパ9カ国、オセアニア14 カ国。かつて英国の植民地であった国家が、今はかつての支配者と対等にゲームを 競っているというわけだ。オリンピックと同じく、4年に一回だが、種目の中には、 ローンボウル、ネットボール、ホッケー、ラグビー7など、コモンウェルスの国々で しか行われない(?)競技も入っている。なぜか柔道もある。豪州に住む日本人の私 は全くの部外者といっていいものだったが、参加しているオージーも、それを観てい るオージーも、本当に幸せそうであった。

オーストラリア人のスポーツにかける時間、情熱、エネルギーは並大抵ではない、と いうのが住んでみての実感である。オーストラリア人なら、老若男女を問わず、ス ポーツは必修科目、という感じなのだ。ある父親が子供に「いいか、一番大切なのは 勉強じゃない、スポーツだ」と言っているのを私は聞いた。気候がよく、山も海もあ り、他に文化や娯楽が多いわけでもないので、人々は戸外で集まり、自然とスポーツ を楽しむようになったと、あるESLの先生が教えてくれたが、確かに、体格もよくの びやかに育ったオージーっ子は、水泳はもちろんのこと、体操、陸上、スキー、テニ ス、クリケット、ボート、と一人で何種目もこなす子が多い。特に水泳など、普通の 体育の授業においても基礎体力の違いがわかる、とRoo Kidsは目を見張っている。

学校教育の中でも、スポーツの比重は大きい。学業はもちろんだが、スポーツにも力 を注ぎ、また音楽にも素養があり、リーダーシップを発揮できる、という、「バラン スのとれた」人間になることが目的なので、いわゆるガリ勉タイプはValueが低い。 高校の卒業認定試験で勉強が大変な高校2.3年生においても、むしろ、気分転換が必 要なのでなるべくスポーツを続けるように、と指導される。団体スポーツでも、クロ スカントリー、サイクリング等個人競技でもよい。そして、秀でることよりも、参加 すること、が重要だ。

日本でもスポーツは大変盛んだけれど、スポーツの中に「精神鍛錬」のような要素が 含まれることと、中学高校のクラブ活動のせいもあって、たくさんの種類をあれもこ れもとこなせないのがオーストラリアのスポーツシーンと少し違うところだろうか。 それでも、日本で足が速かったり、サッカーが上手かったりすればここでも十分通用 するし、一目置かれる。豪州の学校に一時的にでも通う場合(短期留学等でも)は、 ぜひオージーのスポーツにもトライするといいと思う。オージーのスポーツは日本で は馴染みがないものが多く、クリケットは野球と似ているようで全然違うし、ネット ボールは要するにドリブルをしないバスケットボールで、しかも、ゴールにはバック ボードが無いのだけれど、慣れれば何とかなる?フットボールについては、ナンと 言ってもオージールールズフットボール(フッティ)がビクトリア州では人気だ。 NSWではラグビーらしいが。

フッティについては、ラグビーと違うのは、ボールを自分より前にいる人にもパスし てよいらしい、という位しか私も知らず、点数がたくさん入りすぎて面白くない、と いう意見も聞くが、地元オージーとの連帯感にはこの話題が欠かせない、とも承知し ている。とはいえ、ひいきのチームもないしなあ・・・と思っていたら、なんと、初 のフッティ世界大会(インターナショナルカップ)がもうすぐ開かれ、日本チーム 'Samurais'も出場し、14日にナウルと、17日イギリス、19日パプアニューギニア、21 日デンマークと対戦するという。応援に行かない手はない。地元の皆さんも、夏休み を利用して日本から来ている皆さんも、一緒に、オーストラリアンスポーツと日本の 応援を楽しんでみませんか?

http://members.ozemail.com.au/~masatada/samurais.html

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