豪州屋Roo子のオーストラリア雑感集

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人が少ない=チャンスが多い?

人口

オーストラリアに移住した人たちがよく口にする言葉「ラッキーカントリー」。何を 称してラッキーというのでしょうか。様々あると思いますが、ひとつには「人口の少 なさ」を「チャンスの多さ」に転換できる、ということがあげられると思います。ビ ジネスにおいては、マーケットの小ささがネックというものもあるでしょうが、個人 的な生活においては、分母が小さい分、享受できるものが多くなる、ようです。よく 言われる社会保障の手厚さについては、私の場合あまり実感するチャンスがないので すが、こと、子供の学校に関してはなるほど、と思うことがあります。

オーストラリアは国土こそアメリカに匹敵するくらい大きく、日本の22倍もあります が、人口はなんと1900万人という少なさ。これは、日本の東京都と埼玉県の人口(東 京都約1200万人、埼玉県約700万人)に相当します。単純に数だけで比較すれば、 オーストラリアで一番になるのは東京一になるよりも少し難しく、関東一になるより も少し簡単、なんですよね。

Roo Kidsの学校には、ビクトリア州でチェスの大会に優勝した、とか、オーストラリ アの中学生で5指に入るテニスプレーヤー、水泳選手がいます。オリンピックの水泳 の選手も何年か前に輩出しています。同じ学校からそんなにレベルの高い選手が何人 も出せるのかと最初は疑っていましたが、校外の教育にもお金をかけられる層の子弟 が通っている学校ですから、無理な話でもないのかもしれません。国の代表になれる 可能性が(あくまで数字の上で)、オーストラリアの人は、中国・インド・米国・日 本はもとより、人口4000万人のイギリスよりも高い、ということですね。日本代表に 選ばれなかった何人ものサッカー選手も、オーストラリアでは代表にはなれるのでは ・・・(それとこれとは問題が違う?!)

オーストラリアの学校は、少ない学校では1学年50人、多い学校でも1学年300人。よ り多くのチャンスを求めるなら、生徒数の少ない学校に行けば有利です。たとえば、 交換留学制度。日本と豪州で10人の交換留学をするとして、日本の高校生が410万 人。オーストラリアではその1/10の41万人。日本では成績が相当よい生徒に限られてしまうも のも、オーストラリアの場合、確実にチャンスが大きい。応募する気にもなろうとい うものです。加えて、私立の学校は、イギリス、アメリカ、中国、カナダなど複数国 に姉妹校をもち、定期的に交換留学をさせるところもありますから、分子がさらに大 きくなるわけです。交換留学は生徒の家庭が航空運賃を負担しなければなりません が、宿泊や学校関係費用は不要なので、若者に異文化を体験させる、いい機会なんですね。

これと同様に、社会に多くの機会がころがっているという訳です。ひとりひとりにめ ぐってくるチャンスが多い。もちろんどんな小さいコミュニティでも一番になるのは 実力も努力も必要なわけですが、日本では競争が激しくクラス代表補欠だったのが、 オーストラリアの小さい学校では代表チームに選ばれたり、というようなことが起こ り得るのです。一番にならずとも、子供にとってはpay attentionされる機会が増え るというのは悪くないことです。

オーストラリア人がのんびりしている、とかlaid backと言われるのは、ハングリー にならずにすむからなのでしょう。当然、競争原理は働きませんから、レベルの問題 は発生しますが、こと個人の可能性に関する限り、チャンスが多いことは願っても無 いことでしょう。

しかし、いいことずくめ、というわけにはいきません。物事は常にウラオモテがある のですから・・・

例えば、スピード違反、駐車違反。年間に払う罰金の一人当たり平均額の日豪比較を したら、まず間違いなく、オーストラリアが勝つでしょう。・・・なんでこんなに厳 しいのか私なりに理由を考えてみただけなのですが、そんなこと分析して納得してる 場合じゃない、って?住んでいる皆さんも、旅行者の皆さんも、豪州のポリスは一度 つかまったら、泣いてもわめいても許してくれませんよ、だって、標的が少ないんで すから。制限速度のオーバーは、3キロまで、駐車時間の超過は5分まで・・・を忘れ ずに!

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