豪州屋Roo子のオーストラリア雑感集
ワールドカップとSBS (日本が決勝T進出を決めて)
![]()
ワールドカップサッカーでの、日本チームの快進撃を祝って、今日はROO家族一同で 乾杯しました。4年前とは違う、目を見張る足さばき、パスワーク、ディフェンス・ ・・質の高いプレーに酔いしれました。ビデオに撮って二度目を見たところです。
オーストラリアで人気のあるチームスポーツは、オージーフットボール、ラグビー、 ホッケー、クリケット等があり、サッカーは一番人気というわけではないのですが、 それでも多くの人がワールドカップ観戦を楽しんでいます。オーストラリア代表は惜 しいところで出場を逃したので、興味ない、という人も結構いますが、オーストラリ アが出てない分、様々なエスニックグループが自分の出身国や、先代の出身国を堂々 と応援できるよい機会になっているような感じです。折りしも季節は初冬、雨交じり で風も冷たい日、ラジオのキャスターはこう叫びました。 It's perfect world cup watching weather! ミニコミ誌や地元Webでは、一番勝って欲しくないチームは何 処?とか、ワールドカップは世界一のスポーツイベントだと思うか?というような投 票で紙面をにぎわせています。
この、ワールドカップを放映しているのは、オーストラリアの場合、SBS(Special Broadcasting Service)とチャンネル9なのですが、日本のリーグ戦はすべてSBSだっ たので、チャンネル9が映らないうちのTVでも観ることができました。海外にいる と、時差や放映時間の関係でなかなかリアルタイムで見られないことが多いこの手の ゲームですが、今回は、すべてライブで楽しむことができて感激です。このSBSはま さに、オーストラリアならではの、multi-cultural & multi-lingual programを放 映する放送局。TVでは、毎日20-25分ずつ、中国、香港、日本、韓国、イタリア、フ ランス、ドイツ、ギリシャ、ロシア、スペイン、インドネシアなどの各国の主要放送 局のダイジェストニュースが流れ、日曜日には、これに、フィリピン、ハンガリー、 ウクライナ、ポーランドなどが加わります。ラジオは、68カ国語を放送しているそ うです。日本語放送は、NHKの前日のニュースが流れます。朝早くていつも見逃して いましたが、あらためて放送スケジュールを見ると、日中や夕方にも放映しているこ とがわかり、うれしくなりました。やはり、時々は日本語で何と言っているか聞きた いですから。きっと明日の放送では、日本の皆さんがどれほど狂喜乱舞しているか映 してくれるだろうと期待しています。日本での、オリンピックとワールドカップの異 常な熱気には多少辟易していたのですが、離れていると、少しはあの喧騒もなつかし いというものです。
多くの移民がこうやって、自国での放送を聞きながら、故郷を思っているのだと思い ます。この放送局は、1970年代の後半に設立されて現在に至っていますが、マルチカ ルチャリズムを掲げるオーストラリアの素晴らしいところだと思います。世論調査で は、過半数を超えるオーストラリア人が「マルチカルチャリズム」を肯定的に捉えて いる、と伝えられていますが、その実、移民・難民政策にも見られるように、時と場 合によって使い分けられているところもあるし、その時々の社会・経済情勢を反映し て中身はいくらでも変わりうるものなんですね。つい先日も、2006年度まで継続する はずだったアジア系言語にかける教育予算が、中途で打ち切られる、という発表が あったばかりです。エスニックスクールへの補助が減ったり、奨学金を受けられる人 の数が減ったり、交換留学生の数も制限されるのだろう、と残念です。
でも、SBSはいつまでも現状を保って、放送し続けて欲しいです。願わくば、ワール ドカップのテーマ曲(10秒ほどの)、もう少し「日本」的にしてほしかったけれど も。(韓・日のイメージサウンドのつもりでしょうが、日本人には違和感がありま す。韓国と日本はオーストラリアから見たら同じように見えるかもしれないけれど、 違う文化なのになあ。=オーストラリア非居住の方にはわからない話ですみません)
