豪州屋Roo子のオーストラリア雑感集
クリスマスで夏本番
2002
12月21日…メルボルン空港まで日本からのお客様を迎えに行ったら、出迎えの人の数の多
かったこと・・・ちょうど、オークランドからと成田からの飛行機が同時刻に着い
たせいもありますが、これまでこんなにたくさんの出迎えの混雑を見たのは初めてで す。
クリスマスにあわせて、離れて暮らしている家族や親戚が集います。空港で久し ぶりの再会を祝い抱擁する人々・・・どの顔もとても嬉しそうです。サンタの帽子を かぶって出迎える人もいます。趣きは違いますが、クリスマスは、オーストラリアの 人々にとって日本のお正月のような感じです。余談ですが、成田からの便は、7月か ら就航しているカンタスとJALの共同運航の直行便ですが、意外と日本人乗客が少な かったです。旅行業界の人の話では、この成田-メルボルン直行便は、2002年下半期 (2002.10−2003.3)用のパンフレットに記載されていないため日本からの旅行客が爆 発的に増えるには至っていないが、これまでの集客率はとても良いということです。
街にはすでに11月中旬からクリスマスデコレーションがほどこされ、ストリートごと に趣向がこらされて、雰囲気を盛り上げています。12月に入ると人々はクリスマス ショッピングに余念がありませんが、なかでも、直前の1週間は、各ショッピング モールとも営業時間を延長し、夜10時までとか、ミッドナイトまで、24時間オープン の日もあるなど大サービスです。モール中央には大きなツリーがしつらえられてお り、コミュニティのクワイヤやバンドがクリスマスソングを奏でます。大きな買い物 袋を抱えた人々でモールはごった返し、ここはオーストラリアか、日本のディズニー ランドか、と思うような人出です。商店はふだん、金曜日以外は夕方5時半くらいで 閉まってしまうので、この延長時間サービス、私のような駆け込み調達式人間にはタ イヘン有り難いものです(でも、疲れます)。
言うまでもなく、この季節オーストラリアは夏で、しかも最も日照時間が長い時期な ので、夜は9時過ぎまで明るく、私の住む地域では、北半球の都市でのようなクリス マスイルミネーションはそれほど盛んではありませんが、ぽつぽつ、と木々や窓周り に電球をつけたり、家の中のクリスマスツリーを外に見せている家があります。地域 によっては、ある通りや住宅街の一角が競うようにイルミネーションをつけ、それが 売り物になっていて、見物客を集めているところもありますが、道を走ればあちらに もこちらにも、というわけではありません。
オーストラリアらしいクリスマスシーンは、キャロルズ・バイ・キャンドルライトと 呼ばれる催しです。クリスマス直前に、各都市でシンガーたちを集めて行われ、TV中 継されるものは豪華版ですが、もっと身近に、各カウンシル内の大きめの公園で地元 民のためのものが開かれます。日中の火照りがとれる夕方5−6時ごろ、この日のため につくられた特設ステージでバンドがクリスマスソングを演奏、合唱し、人々は、芝 生に毛布を敷き、飲み物や食べ物をつまみながら、ペンライトを片手に一緒に歌を歌 いながらクリスマスを祝うのです。花火もあがります。
さて、クリスマスイブと当日。私の周囲にはあまり行く、という人を見かけません が、もちろん、各教会でサービスがあります。クリスマスに食べるのは、ハム、ター キー、これはヨーロッパ・アメリカと同じ・・・でも、オーストラリアのオリジナル レシピ、といったらBBQでしょうか(他のところでは冬なので出来ませんよね)。観 光地も、店も、クリスマスだけはclosedという所が多いので、日本から来て身寄りの 無い者にとっては、ちょっと寂しい日ということになります。日本人同士で集まった り、旅行したり、日本に帰ったりする人はいいですが、他の人は何をして過ごされる のでしょうか。この時期に観光で来られている場合は、骨休みの一日でしょうか。
クリスマスの次の日は、ボクシングデーといい祝日で、一斉にクリスマス関連商品が セールになる日で、またもやショッピングモールは大賑わいです。学校が1月末の新 学期まで休みなので、クリスマス以降休暇をとる人も多く、各観光地・ホテル・キャ ンプサイトはとても混みあいます。いよいよ夏本番を迎えます。
豪州屋から…
オーストラリアではクリスマス時期には大抵、子供たちが「親元」に戻りますが、「お婆ちゃん」は子供や孫達に「昔ながらの我が家の味…フルーツケーキ」を焼いて待っていてくれることがあります。子供たちは口を揃えて「お婆ちゃんのケーキが一番おいしい」といいます。
日本だろうが、豪州だろうが「ふるさとの味」があるのはいいものです。。。。
