ADSLで日本のテレビを! 2

おヒマな豪州屋の検証特集

ADSLを使って豪州からの日本のテレビ視聴テスト その2

2005/10/06

松井のプレーオフが観たいので…(^^ゞ

ネットでテレビ見る……、実は04年にもテストしましたが(そのときのレポートはこちら)、当時、豪州ではADSLが普及しはじめたばかりであり、また日本の自宅のパソコン内蔵のテレビを利用したものだったので「正直見るには耐え難い」ものでありました。

その後、SONYがローケーションフリーテレビといって海外でも何処でもネットが繋がるような場所なら日本のテレビが見れる画期的な商品を発売しましたが、豪州屋としては@モニターを持ち歩くのが不便かつ重いAラップトップの画面で見れるようにすべきB当時10万円を超す価格は高すぎるC豪州のネットスピードではまだまだ。などの理由&不満で検証を先送りにしておりましたが、2005年10月1日より、自分のパソコンのモニターでテレビが見られる同じくソニーのLF-PK1という機種が発売されまして、@価格は3万円以下A海外にあるパソコン画面で見れるとのことで早速試してみることにしました。以下がそのレポートとなります。

この機種、商品説明はSONYのサイトを参考にしていただくとして、結論としては「それなりの可能性がある」でしたので豪州屋の使用環境をご紹介しながら検証してみましょう。

LF-PK1

これは本体。

LF-PK1の気に入った所

  1. まずは日本語、英語のソフトが使える。(これは英語パソコンしかない人にGood)
  2. これまでは専用モニターが必要だったが必要なくなったー>価格が安くなった3万円以下
  3. テレビ番組を自由に変えられ、DVDやVHSにも録画し、後でゆっくり見れる。。

日本側の環境

  1. できれば光ファイバー(上り速度が速ければ速いほどよい)
  2. 設定用としてパソコンが日本側に必要

豪州側の希望環境(テストしてみた印象)

  1. ペンティアム43GHZ以上は欲しい
  2. ビデオカードは別売りで128MB以上は欲しい(マザーボード内蔵は×)
  3. メモリも1G以上は欲しい
  4. ADSLも現行で最速の1.5Mbpsは最低条件、今後はADSL2
  5. 当然上り、下りとも無制限に使用できるネットサービスに加入する。

豪州屋の場合、上記環境を満たしての検証でしたので、どちらかというと一般的なユーザーよりもちょっとオタク的なハイスペック環境になってしまうが、とはいえ、2000ドルも3000ドルも出してサテライト加入してNHKを見るコストを考えれば、おそらくそれ以下の予算で最新型PCは購入できると思うし、NHKのみならずほとんどのチャンネルが日本と同じように見れるのはGoodと思えてきます。

 

ほんでもってどのような映像クオリティだったかというと、、

sceen capture

sceen capture 2

受信側のネットスピードが1.5Mbps(実質は300Kbps)の場合の映像が上記。やはり専用機器ということもあり、最大限にパフォーマンスを出す努力をしているのか、これくらいのクオリティならなんとかなりそう、、という感じである。また、音声については画像とのブレもなく、音切れもほとんどなく、Goodであった。このページで紹介するために縮小した画像を使用しているが、実際は15インチくらいのサイズでモニターに映し出されている。

導入時の留意点について。

付属する解説書を読むと簡単に設定できるように見えるが、これは@日本で購入しA日本の自宅で設定する場合、を前提にしており、例えば@自分は豪州に暮らしていてA日本の実家で購入してもらい取り付けをしてもらう場合になると、これが結構大変というか難しくなってくる。実は豪州屋の場合も、日本の自宅にLF-PK1本体だけを送り、CDとマニュアルを豪州に持ち込み、その後に設定を始めたのだが、このCDで日豪の両方のパソコンに付属ソフトをインストールしなければならないことがわかった。たまたま豪州屋はダイナミックDNSを使ってVPNを日本と豪州で行っているのでこちらのCDデータを日本のパソコンに遠隔操作でコピーすることができ、日本側のパソコンにインストールすることができたが、これは一般の家庭ではあまりやっていないことだと思うので、CDを焼いて日本に送らねばならないだろう。まずは日本のパソコンで設定してからということになる。

次に気をつけないといけないことは、日本の実家の家族にインストールをお願いした場合、「簡単設定」でインストールを行うためにDNSやパスワード、機種登録などが自動設定されてしまい、それらのデータを自宅の方に調べてもらわないと豪州側で設定ができないようになっている。実はこれがある程度PCやネットワークの知識がないとしんどいのではと思っている。

やはり一番簡単な方法は日本に自分のLAPTOPなりを持って帰り、自宅でテストした後に海外に持って行く、あるいは日本でパソコンを購入し、設定まで行った上で持ってくるのが簡単な方法かもしれない。

まとめ

豪州ではようやくネットのスピードでADSL2が始まり、これまでの1.5Mbpsから24Mbpsになり、単純計算で16倍速くなってきた。まだまだ料金は高いが、ADSL2を導入すればLF-PK1のパフォーマンスは格段に上がり、普通のテレビ感覚に近くなるのではと期待しております。それと、一度設定さえしてしまえば、日本の自宅の方に迷惑をかけずに、好きなテレビ番組を好きなときに見ることができるので使い勝手もよいから、今年のクリスマスプレゼントに買う商品としてはオススメかなぁ。、。といった印象であります。

補足

当PAGEを公開後、いろいろ質問をいただいたので、それらのお返事も含め補足的に私感を追記します。

豪州で現在役にたつ機械かというと、@豪州側でADSL2に加入A日本側は光ケーブルBパフォーマンスのよいPCとビデオカードを購入する。の3つを満たすと「ほぼ間違えなく」快適に日本のテレビが映るんではという印象です。豪州屋の場合、AとBは満たしておりましたが、現在は1.5MbpsのADSLに加入しているため、満足できる映像にはなっていませんが、ビデオカードやCPUなどのパフォーマンスが良いのでパソコン自身が遅いので画面がコマ送りになる、、ということはなく、つまり、ADSLさえ速くなれば、もっと画像がきれいになる、、という印象を持っています。お子さんに日本語の勉強として日本のテレビを見せたいという親御さんもいらっしゃるかと思いますが、ある程度のハイスペックでないと「目が悪くなる」ような気もしています。どうせご自身も見たいのだろうからケチらない方がいいかと思いますが(笑)。

豪州側のパソコンで、映し出された映像をハードディスクに保存できるか?という質問もありましたが、マニュアルを見る限り当該機種には映像を保存する機能はありません。サードパーティのビデオキャプチャーカードを購入して、カスタマイズすればなんとか処理できるかもしれませんが、そこまで調査する予定は時間がないのでありません。でして、日本側の本体にはLINE1とLINE2があり、それらにビデオデッキやDVDを接続すれば、豪州側からリモコン操作でそれらの機器に録画ができるし、日本側で録画するのですから画像も綺麗なので充分ではないかと思います。良く考えてみると、メーカーのSONYからみると、受信側のパソコンでソフトウェアを使って録画ができる機能を付ける方が、わざわざ発信側で録画する機能をつけるよりはるかに技術的には「簡単で安上がり」と思うのですが、そうなっていないのはやはりTVの著作権の問題などが影響しているのだろうと思えてきます。もともと海外からネットでテレビを見るということは著作権等に関わるグレーの部分が存在しますので、あのSONYが知恵を絞って、弁護士群とも綿密に調査した上で最終的に「日本側だけ」で録画できる機能をつけたのだろうと想像できます。

それで次に問題になってくるのが、日本側で光ケーブルに加入したり、設定ができる人がいない……ということになりますが、基本的に自宅のテレビを屋外で見るというコンセプトの商品ですから、自宅でNHK料金を払っている?人が基本となります(笑)。しかしながら、こういう機器ができると必ずといっていいほど代行業として光ケーブルや機器の貸し出しを生業とする日本側の業者がでてきます。おそらくSONYさんはそういう業者さんを良く思わないと思いますし、NHKさんや民放さんたちも何かしらの対応が必要と考えるのでは?と思えてきます。だって、一番簡単にネットでテレビ見る方法というのはフジテレビやTBSのサイトにアクセスして彼らが提供するテレビ番組をLIVEでそのまま見ることなんですね。。で、この一番簡単なことが著作権等の問題でできないのだから。。。

費用についてですが、豪州屋の場合は日豪にPCがあり、日本では光ファイバーなので、実質的にはPK1本体(3万円)と、SONYからダイナミックDNSをもらう費用LFA−PC1(2000円ほど)だけですが、これからの人については日豪のネットの加入及び、パソコンの購入など持ち出しが多いかと思います。しかし、たとえば豪州自宅でFOXテレビに加入していた人は、日本のTVが見れることでFOXをキャンセルしてその費用を充てることも可能ですし、海外用NHKの利用をやめることもオプションとしてみえてきます。ついでですが、豪州屋の日本の自宅はケーブルTVに入っているので、BBCもCNNもWOWOWもBSもESPNも何でもOKで、つまり豪州側ではケーブルテレビは今後全然必要なし、という状態になろうかと思います。

さて、録画が豪州側のパソコンできないので、ビデオカメラで撮影したテレビをMPEGにしておきましたので、どうしても映像が気になる人はご覧ください。(但し1MB以上のサイズです)○豪州側の19インチのTFTモニタに映し出した映像です。

以上。

その後…

当該機種発売後、約1ヶ月ほどして、SONYにて設定方法の詳しい紹介ページを公開しました。そちらのページで豪州屋が指摘していた点を詳しく紹介していますので、具体的に設定にトライする方はご参照ください。

  • 海外からの機器登録の仕方

http://www.faq.sonydrive.jp/faq/1040/app/servlet/qadoc?009103

注意

ご自身で試すのはご自由ですが、ご自身の責任の上でお試しください。

豪州屋ではお試しいただいたことで発生した問題についてはなんら責任を負うことはできませんのであしからず。

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